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このした でんき あぶない!

有言実行で、ふたたび四国へ。といっても奥深くに分け入れないのは毎度のことだが、とにかくもう一度来られた。
屋根のない跨線橋を渡って向こう側へと思ったところで、橋の上にこんな看板を見つける。黄色地に黒文字、強調したいところは赤色に、男の子が「ビリビリ」とした様をよく演じている。省略と強調の妙技が注意を喚起する看板の見どころだ。目のバッテンが昭和風の味わいという声も聞かれたがその通りとおもう。目は、鳥の足跡を向かい合わせにしたようなぎゅっとつぶった形もあるが、バッテンはより省略が効いている。痛そうだし、つらそうだ。早く手当てしてあげたくなる。
鴨川駅は電化区間で架線を通している。そのため、橋桁と架線が接近しており、「このした でんき あぶない!」なのだろう。金網が高いので、そこまで電気に触れることはなさそうだが、過去に何かあったのかもしれない。

2017年5月1日 予讃線 鴨川駅

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四国へ。

といっても四国の入口をうろうろして引き返してきている。もっと奥へと進んでいきたいが、時間とお金に限りがある。次回こそはと心に決めて宇多津駅を後にした。
しばらく乗って下車した琴平駅では改修工事の真っ最中だった。ホームの上家の板を取りはずしてはバーン、バーンと床に並べていく。新品の駅名標はビニールの被さったまま屋根に取り付けられていた。時折風でバサバサと鳴る。どうやら新しいものは駅名が角ゴシック体のようだった。従来の丸ゴシック体が四国らしいように感じていただけに、替わってしまうのは少々惜しいような気がする。

2017年1月24日 予讃線・本四備讃線 宇多津駅

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声かけありがとう運動

写実的なタッチで書いた絵は、現場で汗を流すおじ様たちです。
どんな会話を交わしているのでしょうか。
吹き出しを拡大すると・・・、左上は (o^―^o) と ( ^ε^ ) 、右下は ( ^o^ )/ と (o^o^o) でした。斬新です。

2016年9月19日 JR東海浜松工場「さよなら車体上げ載せ実演」会場にて

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街区表示板の地図

湘南モノレールを降りて、江ノ電の江ノ島駅から小田急の片瀬江ノ島駅を目指して歩きました。
商店街には目を引くものも多いですが、なかでもこちらの電柱に括り付けてある街区表示板の地図はなかなか珍しいもので、しばし立ち止まり眺めました。

2016年10月23日 片瀬すばな通り商店街

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吊り下げ式の発車標

中央口のちょうど自動改札機がずらりと並んでいる場所。日比谷線からの客がひっきりなしに通り抜けていく。こういう時の日比谷線はなぜか営団のにおいがする。ここに立つとJRも国鉄だ。
改札を入るとすぐの柱に、新幹線のりばと書いてあった。上野から乗られる新幹線と言えば東北新幹線である。東北新幹線の色は緑だ。文字によって乗り物を、色でその乗り物の種類を伝えている。しかも書体はすみ丸ゴシックだ。こうなるとこれが国鉄時代に書かれたものだろうと想像がつく。
新幹線が上野に来たのは昭和60年だから、民営化の2年前のこと。その2年のあいだにこれが書かれ、今もあるということは、30年もここにあって中央改札口の様子を見守ってきたことになる。

かつて、中央口の改札付近には、天井から木製の発車標が所狭しと上から吊り下げられていた。縦長(大きさは規程で「丁」にあたる)の表示面には、あけぼのやゆうずる等、今はもう見られない寝台列車の名前が書き連ねてあった。そうした風景も、やがて背面を彩る切り替え可能な文字表示に変わってしまうけれど、そのはざまに国鉄の名残を見つけることができた。一時のタイムスリップを楽しめたような気がする。

2016年10月5日 JR上野駅 中央口改札

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Appendix

プロフィール

中西あきこ

Author:中西あきこ
フリーライター。
レトロ感覚あふれる鉄道の看板や書体・フォントを探して、取材をつづけています。

WORKS

『鉄道ジャーナル』(鉄道ジャーナル社)
2014年6月(NO.574)~
「されど鉄道文字」連載。
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◆ お知らせ ◆
『されど鉄道文字 駅名標から広がる世界』(鉄道ジャーナル社:発行 成美堂出版:発売)を書きました。
詳しくは下記をご覧ください。

されど鉄道文字
(鉄道ジャーナル社ホームページ)

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